ココパームリゾート&スパ
〈2004.11.28〜2004.12.4.)
ココパームリゾート&スパはモルディブにあるリゾートです。モルディブはインド洋にある国で、ほとんどが海抜2メートル以下、一周15分程度の珊瑚の島約1200個でできています。
現在モルディブには90近いリゾートの島があります。ココパームはその中にあって、自然を大切にしているエコリゾートでありながらラグジュアリーなリゾートライフを楽しめる島です。これを両立できているリゾートはモルディブの中でも貴重な存在です。
リゾートの施設はでき得る限り木を切り倒さずに作られ、水は効率よく再利用され、プラスチックゴミを出さない工夫がされ、海亀が産卵に来るビーチが残されています。
私にとってはずっと一番行ってみたいリゾートNO1でした。
ココパームのヴィラ選びについて
ココパームって?
憧れのココパームリゾート&スパに行ってきました!でも想像してたのとはちょっと違ったんです。感じたままをレポートしたくてこのページを作りました。(画像・文章の転載禁止です)
このリゾートに実際行ってみて改めて分かったのは、滞在する場所によって、全く違った印象を持ちかねないということでした。それはビーチの質と、ヴィラの後ろに広がっている島の内側の環境に大きく影響されていると思うんです。
私はハネムーナーではないですし、もともと水上コテージはあまり好きではありません。日差しの強烈な南の島で木陰がないところにいる居心地の悪さを知っているからです。それに目の前に海があるのに、ようやく浸かれる程度のプライベートプールがあってもあまり意味がないと思っているので、デラックスビーチヴィラも選びませんでした。
私には一番安いカテゴリーのビーチヴィラがピッタリでした^^;

この島で一番予想と違っていたのは、この島の内側の環境です。
モルディブで最初に行ったのがランガリヒルトンだったせいか、緑が多いとは聞いていても、気持ちいい木陰がたくさんある程度で、明るい道だろうと、どこかで思っていたんです。ところが、実際は、昼間でも通るのにドキドキするような、小暗いワイルドなジャングルがそのままあるんです!
とにかく雑多な植物が何の規則も無く所狭しと生えていて、あるがままに伸びています。ほとんど隙間が無いので、空が見えにくいところも多いし、時々、ガサガサと物音がして、トカゲやコウモリと目が合ったり、クモの巣が顔にかかることなんてしょっちゅうです。朝早く、トカゲが他のトカゲと縄張り争いをしてヴィラの周りを駆けずりまわったり、レストランで食事中に、雉のような柄の鳥が、戦いに負けてカラスに追い回されたりしているのを見かけました。
島の西側のレセプションに近い限られた部分だけが、少し明るい空の見える道でした。

それと、ヴィラにはヤモリがいます。5センチ前後の小型のですが、一匹や二匹じゃありません(ヒルトンにもいたけど2匹ぐらいでした)。外の電灯の中に各2匹、合計6〜7匹います。玄関近くの壁や、ヤシぶきの屋根に何匹もいます。トイレやシャワーも半屋外なので、時々出ます。ヤモリは大した害は無いですけど、天井にいることが多くて、よくシーツの真ん中にフンが落ちてきます。
わたしはトカゲやヤモリがこっちに害がないことも、ワイルドに見えて、通路が安全なように整備されていることも分かるのですが、はっきり言って、あのワイルドさはいい気持ちはしなかったんです。いわゆる平和な楽園のイメージとは違っていた気がします。
逆に言えば、野生の動植物が、これだけやりたい放題に生きられる環境と、モルディブでも屈指のラグジュアリーさが同居しているのは、奇跡のような島と言えるでしょう。
自然環境のバロメーターと言われるトンボが島の至るところで群れを成して飛んでいたことが、何よりの証拠でしょう。
でも、ココパームに行く時はここが夢の楽園ではなく、現実にある野生の楽園だと思っていた方がイメージが近いと言うことを、ぜひ言っておきたかったのです。

その印象は、リゾートのスタッフに対して持った印象にも共通しているのです。(あくまで私の印象なので怒らないで下さいね。)
ヒルトンのスタッフは完璧にトレーニングされた「ホテルのスタッフ」だったのだと、改めて思います。レセプションを行き来する時の、彼らのピンと格好よく伸びた背中のラインに惚れ惚れと見とれて、それを見るだけで、自分がそのリゾートに泊まっているのを誇りに思うほどだったのを思い出します。
ココパームのスタッフも、とてもよく頑張っています。片言の日本語で挨拶してくれたり、暑い中ずっとレストランの入り口に立って、笑顔でゲストを案内してくれます。朝5時半くらいから全部のビーチやジャングルの道を掃いて、ゴミを拾って、灰皿にココパームのロゴを押して回って、枯れて落ちた葉っぱを除いて、と本当に大変な仕事をしてくれているのです。
でも、「あついな〜、やってられないな〜」「ぼくこんなにガンバってるんだよ」「この人は何を言い出すんだろうまったく」なんて思っているのが、ゲスト側から見える時が多いし、姿勢一つでゲストを特別な気持ちにしてくれる域には達していなかった気がします。

一方で、その分、自分も、普段の自分に近い状態でいられたというメリットもありました。
ゲストも、スタッフも自然体に近いってことでしょう(笑)
そう言えば2つ隣のヴィラのゲストさんは、ビーチの木陰で座禅を組んでました。

ビーチの違いについても書いておきますね。
ココパームの周りは小麦粉のようにサラサラの白い砂でぐるりと覆われています。でも、そのビーチの質が場所によって全く違うんです。
一番広くて綺麗なビーチは、メインレストランの前にある、南側のビーチですが、ここに面した客室はありません。
この南のビーチは本当に広くて、小さな砂漠に来たような気持ちになれる、神秘的なビーチでした。

そこ以外で広いのは西側のビーチ。ここの砂の細かさは幾つか行ったビーチリゾートのどこにも引けを取りません。柔らかくて、粒が細かく、厚みがあって、真っ白です。歩くと、足首までズブズブと埋まってしまいます。(トレーニングに最適です)
こちら側のビーチヴィラの特徴は、明るいビーチを楽しめることにあるように思います。
できるだけ多く配置できるように、3軒を1辺としたノコギリ状にヴィラが並んでいますから、プライベート感は犠牲にされていますが、波の静かなラグーンに面しているので、ビーチで水遊びをしたり、のんびりお隣さんと交流したり、甲羅干しをしたい、欧米の人に特に向いているように思います。裏の小道も、他の場所より空がしっかり見えて、明るく、花も多かった気がします。
ただし、ここの前のビーチは、水上ヴィラに行く人の通り道になってますし、夕方になると東側のゲストもみんなこっち側に来ます。それにレセプションやメインジェッティ、水上飛行機の離発着所が目の前なので、みんなが見てるところでは落ち着けないわ、という人には向きません。
それと、浅いラグーン側なので、魚をたくさん見たい人には物足りないでしょう。

では東側のビーチとヴィラはどうでしょうか?
東側のビーチは西に比べるとかなり狭いです。西が幅10メートルくらいあるとすると、東は半分程度でしょう。白さ細かさは充分だし、フカフカした部分もあるんですが、それも西のように広くはないのです。
ドロップオフ側なので、波も西より荒いです。ビーチから少し海に入ると、砂の粒がざらざら固くなって、少し痛いところもあります。
ジャングルのワイルドさも一際で、あちこちから姿の見えない鳥やコウモリの鳴き声が聴こえますし、ところどころ分岐していて、昼間でもよく迷ってうんざりしました。レセプションからも遠いです(近いところはデラックスビーチヴィラになってます)。
ヴィラからは海が直接見えない作りになっています。
これだけ聞くと、西の方が絶対いいと思うでしょう?
でも、こちら側にはこちら側の魅力があるんです。
それは、まずプライベート感でしょう。
木陰が多く、西に比べてヴィラ同士の間隔が混んでいないので、ビーチにいてもヴィラにいても、隣の人の目をあまり気にしないでいられるんです。
これはストレスから開放されに行く、恥ずかしがり屋の日本人にはとてもありがたいんです。水着でゴロゴロしていても、だれも見咎めない環境って、ありそうでなかなかないでしょう?
ビーチが狭くても開放感は西より上じゃないでしょうか?
それと西には絶対にないものとして、ドロップオフがあります。
ドボンと海に入ると、波打ち際から魚がいます。これはモルディブでは当たり前のことで、西も同じですが、ここのハウスリーフとドロップオフの魚の数は半端じゃないです。
シマハギとパウダーブルーサージョンフィッシュの群れが普通にいますし、エイが砂地で寝てたり、イルカがリーフ内に飛び込んできたりします。種類も多いです。水温が温かいし、流れもあまりありませんから泳ぎやすいです。
海亀が産卵に来るビーチも東側にあります。
つまり、こちら側は、ビーチを楽しむと言うより、人目を気にせずリラックスして、野生に親しむ目的には最適なんです。

それと、北側の環境についても書いておきます。
北側は東側よりさらにビーチが狭い印象があります。
波打ち際まで枯れた低木が張り出していて、ビーチが寸断されている部分もあります。背後のジャングルもワイルドです。
北側なので日当たりはあまり期待できないかも。
海の中は、入ってすぐのところは穏やかですが、細かい砂が多いために視界が良くありません。上から見るとミルキーブルーになって綺麗です。
ドロップオフに近くなるとちょっと流れがあって西側に流されますし、東側より水が冷たかったのが印象的でした。
「うわ、最悪じゃない」と思うでしょう?
でもここも捨てたものではないかもしれません。実際滞在していないのでなんとも言えないのですが。
なぜなら、ここのヴィラは、ビーチに直接面しているところが多いからです。西側のヴィラも木々の間を抜けないとビーチに出られないのに、こちら側は海側に最小限にしか視界を遮る木立がありません。
直射日光を避けなくても暑くならない北側の環境を生かして、海が広く目の前に見える環境になっています。
それに行き帰りに西側のビーチを歩いて往復することにすれば、往復のたびにジャングルの物音にびくびくすることなく、ヴィラでは静かな環境でくつろぐこともできるというメリットがあります。
西側にも東側にも1〜2分歩けば行けますから、いいトコ取り、と言えないこともないんですよ。
ただ少し気になったのは、水上ヴィラへの通路からすぐ北の辺りのビーチヴィラには、男性同士で泊まってる人たちが多かったんです。
なぜでしょう…???
勘ぐり過ぎでしょうか?たまたまそうだったのかも?

とにかくこの島は、それほど大きな島ではないのに、場所によって様々な条件の変化がある島だということを知っておくと、ヴィラを選ぶのに役に立つかなと思いました。


因みに、もし私たちがもう一度行くとしたら…。
今回は北寄りの東側51番でしたが、次回は西寄りの北側35〜37番コテージを狙っています^^v
*注*あくまで私の受けた印象をそのまま書いていますから、異論もあると思いますが、読めば役に立つこともあるかも?読みたい人だけ読んでね^^