書家的作品一覧
 書について、いつの時代にも言われるのが、臨書りんしょの重要性です。
 「臨書」の解釈については、人によりさまざまです。概略だけご説明いたしますと、古典の造形・筆遣い・線質を何度も繰り返し真似ることにより、創作の架け橋となる、書における学習法のことです。これを怠ると、書家はよい仕事ができません。そのために、古典学習の重要性が説かれるのです。『書家的臨書館』および『書家的臨書館2』に私の臨書作品も載せておりますので、参考までにご覧下さい。その、古典臨書によって得た「糧」をベースに、私は漢字作品・近代詩文書作品などを制作しています(漢字・近代詩文書作品は別館『書家的漢字・近代詩文書館』にも掲載しています)。
★『直筆書道会』の名前の由来私の作品制作過程における悪い癖の一つに「側筆」(主に筆の側面を多く使って線を描く方法)が多い、という点が挙げられます。側筆は表現が豊かになる反面、線が浅くなる、という欠点があります。直筆(筆の穂先をしっかりと立てた状態で線を描く方法)と側筆の両者をバランスよく使い分けることが大切です。書道教室の名前は、自戒の意味を込めて付けたものです。
   なお、書体の変遷は、篆(てん)書・隷書・草書・行書・楷書の順番です(篆書・隷書・楷書・行書・草書の順ではありません)。
半切1/3近代詩文書作品。
ひらがなだけの素材で作品を創作することの難しさを痛感しました。
強靭な筆圧と墨の飛沫で余白を支配しようと考え、制作に取り掛かりました。
筆は『書家的漢字・近代詩文書館』の古代文字の作品と同じ、0.5cm×6.7cmの羊毛超長鋒筆を使用しています。

花仙の青墨を用いて、「憧」字をうちわに書き入れました。
凹凸を利用して、趣のある表現を・・・と思い制作に取り掛かりました。
 凹凸があるため、落款印は押せないので、朱墨をその代用としています。
変わった形のうちわに、羊毛超長鋒と超濃墨の組み合わせで、文字を書き入れ、漢字作品に仕上げてみました。
和画仙紙張りの扇子紙と超濃墨・羊毛超長鋒の組み合わせで制作した作品を、唐木仕立ての扇子にしました。
中央の「雲」の懐を広くとり、作品を大きく展開しています。
葉書漢字作品
「龍」の点の部分を本体から離したり、「翔」の上部の動きを大きくして、葉書サイズながら、作品を大きくみせる工夫をしてみました。 実は、古代文字の作品と同じ筆で揮毫しています。
みさらし画仙紙と青墨の組み合わせで、ペーパー・ランチョンマットを制作しました。
画面の一部分しか使わずに詩文を揮毫するのがポイントです。
針切(はりぎれ)」の古筆臨書作品<112K>。とにかく小粒の文字群に、「針」のような鋭い線の古筆です。針切や香紙切を臨書する際は、穂先のきいた面相筆が適しています。
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小作品「いろは」(19cm×46cm)
小作品かつ、淡墨作品なので、その存在感をアピールするために、落筆を思い切り高くして、ダイナミックなところを狙ってみました。
上に公開の扇子作品同様、羊毛超長鋒に和画仙・超濃墨の組み合わせで制作した、扇子作品です。
「梅」字で思い切って作品を動かしてみました。
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「直筆書道会」教室案内
色紙漢字作品。
ごく普通の(どこかの古典にそのままありそうな造形、そして平凡な構成)で作品制作しました。
特に「觴」は王羲之の蘭亭叙<例>にある造形を、ほぼそのまま採用しました。
色紙作品(詩文書作品)
隷書半紙漢字作品扇子などを制作した羊毛超長鋒を使用。
「壁」の最終画は木簡を意識。
尚、壁の旁の横線が一本多いのは、書道の世界特有の文字造形に因るもの。
【関戸本古今集】臨書作品。<112K>
やはり、漢字・近代詩文書作家ではあっても、仮名の造形を扱う、ということと、どのような書道の専門分野であっても、広い書学が必要、という意気込みを持って作品制作を行いました。線のねばりを重視しての臨書作品です。
古筆【重之集】(しげゆきしゅう)臨書作品(2点)。
重之集の一番の特徴である「非常に大胆な筆の開閉運動を表現してみました。漢字・近代詩文書作家である、書家北山直高にとっても、ためになる古筆の一つです。
色紙作品「徳」一文字作品。
偏を“静”、旁を“動”と対比させ、書道作品の雰囲気として顔真卿の書風を基盤としました。
王鐸(おうたく)など、流れるような行草書体とはまた違った気分の書道作品を・・・と思いました。
<<作品をクリックすると拡大画像をご覧いただけます>>
9cm×9cm×2 漢字作品。
“風”の静、“月”の動を表現・対比させ、書道作品を展開させてみました。
★書家的ブログ。近年ではブログで新作発表しています。
2009年の扇子作りの様子(当ブログ記事より)
紙は中国画仙紙、墨は花仙(青墨)、そして羊毛超長鋒の柔らかい筆とイタチのかたい筆を2本同時に持って淡墨作品を制作してみました。
羊毛筆とイタチ筆を2本同時に持って作品制作するのは初めての試みだったのですが、成功か失敗か……。
半切サイズ(35cm×136cm)の漢字かな交じり書(近代詩文書 調和体)作品。
普段、古筆や仮名の研究も行っているため、なんとかそれを漢字仮名交じり書作品にも取り入れられないものか、と考えながら制作した作品です。
最初の“放ち書き”は仮名作品制作の手法を取り入れています。
半切1/3サイズ(460mm×360mm)書道漢字一文字作品「蘇」。
良質の羊毛長鋒を2本同時に持って制作しています。
厳しい線質で、引き締まった造形の書道作品を目指しました。
私の作品「創」を使って制作した「書」Tシャツです。
久米繊維工業株式会社様の御厚意によって完成しました。
木簡の大胆で豪快な書風を意識して作品制作しました。